本講義では、生命工学へのコンピュータの応用について、基礎となる概念、 手法を講義する。まず、計算化学(computational chemistry)の入門として、 分子モデリングと分子グラフィックス、エネルギー最小化計算、分子シミュレーション、 分子軌道法などを論じる。 次に、生命情報科学(バイオインフォマティクス, bioinformatics)の分野について、 データベースに蓄積された情報に基づくホモロジー解析の基礎的な手法から、 そうした情報をさらに広範に利用した生体分子の構造予測、 機能解析に関する研究まで、幅広く紹介する。 本講義では、これらとあわせて、コンピュータネットワーク、データベース、 人工知能など、生命工学に関係するコンピュータ科学の基礎的な技術 についても解説する。 また、TAの協力を得て、各種データベースの検索、 分子グラフィックス、分子シミュレーションの実習を行う。
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平成17年度課題(1問選択)